国土交通省,内航海運グループ化について*マニュアル*,平成20年3月
目次
1. 取り巻く環境(はじめに)………………………………………….1
2. 船舶管理会社を利用したグループ化……………………………….2
2.1 用語の定義等 ………………………………………………………..2
2.2 船舶管理会社を利用したグループ化とは…………………………..2
2.3 グループ化の実例…………………………………………………….3
2.3.1 グループ型船舶管理会社(3社以上で船舶管理会社を設立しフル管理)…3
2.3.2 船舶管理会社共同経営型(2社で船舶管理会社を設立しフル管理) …….5
2.3.3 グループ化新規事業型(共同出資で新しい船を管理)………….6
2.3.4 協業組合型(自らの船舶のみ管理) ……………………………..8
2.3.5 オペレーター型(同じ荷主系のオペレーターのグループ化)….9
2.4 グループ化によるメリット・デメリット…………………………..10
2.4.1 メリット……………………………………………………………10
2.4.2 デメリット…………………………………………………………11
2.4.3 国による助成制度 ………………………………………………..11
3. 船舶管理事業者について……………………………………………14
3.1 船舶管理事業者の行う管理業務 ……………………………………14
3.2 船舶管理に関する環境と求められる船舶管理事業者のありかた…15
3.2.1 船舶管理の透明性 ………………………………………………..15
3.2.2 船員の雇用・育成・教育 ………………………………………..16
3.2.3 組織的且つ専門的サポート体制の確保………………………….17
3.2.4 船舶管理における安全文化の形成……………………………….18
4. 船舶管理事業に関する契約形態と関係法令……………………….20
4.1 一括した船舶管理契約を結ぶ場合(船員法及び船員職業安定法) …20
4.2 用船契約を結ぶ場合(内航海運業法)…………………………….23
4.3 船員派遣事業(船員職業安定法)………………………………….24
4.4 グループ内における在籍出向(船員職業安定法)………………..24
4.5 内航海運業法の適用範囲 …………………………………………..26
4.6 船員の雇入・雇止等に係る手続き………………………………….27
4.7 船舶管理契約について………………………………………………29
4.7.1 概略………………………………………………………………..29
4.7.2 船舶管理契約書作成ガイドライン(2007 年 12 月 14 日改定) …30
5. 船舶管理会社の設立・運営に関して………………………………31
5.1 基本的な会議の進め方……………………………………………..31
5.2 グループ化後の船内でのチームワークの形成について …………32
5.3 船舶管理会社の共同設立 ………………………………………….33
5.4 船舶管理会社運営に関する注意点…………………………………34
5.5 お問い合わせ先…………………………………………………….35
5.5.1 グループ化に関するお問い合わせ先……………………………35
5.5.2 船員派遣事業に関するお問い合わせ先 ………………………..35
5.5.3 船員の雇入・雇止に関するお問い合わせ先(船員法関係担当課(本局)一覧)36
5.5.4 船舶管理契約書に関するお問い合わせ先………………………36
6. グループ化に関する Q&A………………………………………………………………………37
6.1 基礎編 ………………………………………………………………37
6.1.1 Q 船舶管理会社とはどのような業務を行うのか……………..37
6.1.2 Q 船舶管理会社の法律的な位置付けはどうなっているのか…37
6.1.3 Q 船舶管理会社の設立に対する規制はないのか。 ………….38
6.1.4 内航海運業界で普及させようとしている船舶管理会社は、外航で一般的に利用さ
れている船舶管理会社と何が違うのか………………………………39
6.1.5 Q 船舶管理会社とマンニング会社は何が違うのか …………39
6.1.6 Q 船員確保に主眼を置くのであれば、船舶管理会社を活用せずとも、船員派遣事
業を活用すればよいのではないか …………………………………..39
6.1.7 Q 船舶管理会社と事業協同組合とでは何が違うのか……….41
6.2 グループ化によるメリット等に関する Q&A……………………41
6.2.1 Q グループ化のメリット・デメリットは何か……………….41
6.2.2 Q 黒字の会社と赤字の会社が同一のグループになることはできないのではないか
………..42
6.2.3 Q 船舶管理会社に委託した場合、どれくらいのコストダウンになるのか ……..42
6.2.4 Q 運航船舶が事故を起こした場合、責任の所在が明らかでなくなるのではないか
………..42
6.2.5 Q 個々の会社ごとに給与や手当の支給基準、労働基準が違っているが、船舶管理
会社を作った場合どのように調整すればよいか……………………..42
6.2.6 Q 船員は、複数の船舶に乗船すると愛着・責任感が薄れてしまうのではないか
………43
6.2.7 Q グループ化の推進は船員の雇用拡大につながるのか …….43
6.2.8 Q グループ化の推進は安全の確保につながるのか ………….43
6.2.9 Q グループ化の推進は代替建造に際してのメリットとなるのか…….43
6.3 法的位置付け・国の関与 …………………………………………43
6.3.1 Q ①船員の配乗・雇用管理、②保守管理業務又は③運航実施管理業務の一部のみ
を行う船舶管理会社は可能か …………………………………………43
6.3.2 2 グループ化に関して、国はどのような支援を行うのか ……44
6.3.3 Q グループ内での在籍出向は認められるのか………………..44
6.4 手続き関係………………………………………………………… 45
6.4.1 Q 「船舶管理会社」と名乗ることに制限はあるのか………… 45
6.4.2 Q 運輸局に対して「船舶管理業」として届け出の必要はないのか……. 45
6.4.3 Q タンカー業界では、ISMの取得を荷主から強く要望されているが、船舶管理
会社を設立する場合には必須の要件なのか……………………………………… 45
6.4.4 Q 船員配乗行為を行う船舶管理会社に関する雇入契約の成立の届出手順はどう
なっているのか……………………………………………………………………. 45
以下、会員専用
1ページ:「今まで船員を積極的に育てるという文化が存在しなかった」
2ページ:「内航海運事業者の船舶管理会社を利用したグループ化とは、現在、それぞれの事業者が抱えている課題に対応し、経営を継続していくために、共同で出資して船舶管理会社の設立等を行い、管理業務の全部又は一部を委託することです。」
2-3ページ:
つまり、船舶管理会社を利用したグループ化の主な目的は、
・ 海技者の集中による専門的サポート力の向上
・ 業務の効率化によるコスト削減
・ 船員の確保・育成・安全教育の実施
・ 船舶の安全管理の質の向上と必要な管理コストの明確化
等の実現による経営基盤の強化です。