船員雇用における新卒者の積極的な採用:有限会社 三原汽船

おはようございます。

再び、台風が近づいていおります。台風の影響が想定される地域を航行する船舶は、早めの避難をお願いいたします。

さて、先週(8月25日)総理官邸大ホールにおいて、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省及び環境省が、内閣官房総合海洋政策本部事務局の協力を得て実施している「第9回海洋立国推進功労者表彰」(内閣総理大臣賞)の表彰式が行われました。

当該表彰式では、4名3団体が受賞されました。

また、当協会の発起人でもあります有限会社三原汽船 代表取締役社長 三原廣茂氏が、海洋二関する顕著な功績 海事部門において、「内航船における我が国初となる女性管理職の登用」の功績が認められ、功労者として表彰されました。

認められた功績の内容は、

  1.  若年船員への海技の伝承を最重要課題と位置づけ、平成10 年より商船大学、海員学校、水産高校等の新卒者や船員未経験者の若年者の採用・養成を続け、現在では35 歳未満の船員が全体の47.4%(全国平均20.0%)を占めるに至るなど若年者の活用を積極的に行っている。
  2.  男性社会と言われ女性の活用に消極的であった内航海運業界において女性の採用を積極的に行っており、現在の女性の占める割合は22.8%(13人)であり、これは、全国の船員に占める女性の割合1.6%を大幅に上回るものである。
  3.  平成21年7月には、当時28歳の女性船員(寺田美夏氏)を内航海運業界では初となる船長に登用し、さらに、結婚、出産後も引き続き就労できる環境作りも積極的行っている。

ことです。

平成10年当時は、なかなか大手以外の内航貨物船の会社で新卒者を採用するということはなかったと思います。

私も個人的に色々お世話になりましたが、その決断力と行動力には、いつも驚かされます。

しかし、ここまで若者の割合を増やすまでには、色々と苦労があったものと思います。

是非、また、その辺りのお話を取材して、皆様にご報告できればと考えております。

まずは、三原社長、おめでとうございました。

文責:事務局担当理事 畑本

参考サイト

第9回海洋立国推進功労者表彰式が開催されました:国土交通省

「海洋に関する顕著な功績」分野:国土交通省

有限会社 三原汽船のホームページ

先輩からのメッセージ:有限会社 三原汽船

  • このエントリーをはてなブックマークに追加