こませ網漁業情報とAIS情報

平成28年 こませ網漁業情報

今月(2月)1日より、備讃瀬戸において毎年恒例のこませ網漁業の操業が開始されました。
本年の操業情報等に関しては、Japan P&Iが情報を公開しております。
以下のページから情報を入手し、安全運航に努めてください。

Japan P&I News No.802 – 備讃瀬戸における「こませ網」漁業盛漁期間中の航行安全対策について

漁船のAIS情報について

近年、漁船へのAIS(Automatic Identification System:国際船舶自動識別装置)搭載が行われています。特に備讃瀬戸ではAISを搭載した漁船が多いです。

しかし,ここで気を付けなければならないのは,搭載されているAISがclass-Bであることです。

このclass-BのAISの場合,船速が2ノット以下だと3分に1度しか情報が発信されません。また,2ノットを上回る場合にも30秒に1度しか情報が発信されないのです。

更には,AISの場合,情報が受信できない場合があります。3分に1度しか情報が発信されない時に,1回の情報欠損が起これば,最大6分の情報が得られないこととなります。

また,2ノット以下で止まっていた漁船が急に加速した場合はどうなるでしょう?

それが,AISの位置とレーダーの位置がずれる原因です。

更には,漁船のアンテナが低いことやAISの出力が弱いこともAIS情報が得られない原因となります。

このような不具合があることを予め理解し,レーダーとAIS,そして目視情報を総合的に判断し,漁船の避航を行ってください。

文責:事務局 畑本(二級海技士(航海))

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関連情報

備讃瀬戸のこませ網について,日本水先人会連合会

こませ網漁業操業に係る安全確保について,海上保安庁

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