東日本大震災で津波に遭遇した船のその時の行動に学ぶ

先週の土曜日、東日本大震災が発生してから5年が経ちました。
あらためて震災によりお亡くなりになった方のご冥福をお祈りすると共に、被災者の皆様が一日も早く普通の生活を取り戻すことができますよう心から願います。

さて、同震災では、多くの船舶も被害に遭いました。
自然災害ゆえに、その発生自体は避けられませんが、被災した際の2次災害の防止や被害を最小限に留めるための準備は必要かと考えられます。
これに関連して、国土交通省 近畿運輸局 海上安全環境部 海事振興部が『津波に遭遇した船の行動事例集 〜東日本大震災で津波に遭遇した船のその時の行動に学ぶ〜』を作成しております。
この資料は、津波の発生と伝播しくみや、実際に先の震災を経験した船員の体験談・行動事例(11の事例)を掲載しており、実際に現場で何が起こったのか、そして、どう対応したのかが分かるようになっております。
私も実際に、自宅の近くまで津波が押し寄せてきた船長・機関長の体験談や、石巻で座礁した外航船船長の被災前からドック回航に至るまでの話を聞かせて頂きましたが、やはり実体験者の話は、貴重な情報と思われます。

是非、参考になさって、危機管理の学習に役だててください。

参考資料

津波に遭遇した船の行動事例集 〜東日本大震災で津波に遭遇した船のその時の行動に学ぶ〜
国土交通省 近畿運輸局,平成23年8月

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