船員労働災害防止優良事業者認定制度

お知らせ

国土交通省は、船員労働災害防止優良事業者（1級及び2級）の募集を行っております。これは、一定の条件を満たす事業者に対して、船員労働災害防止優良事業者の認定を行うというものです。

今年度の募集期間は、平成28年5月2日から6月30日までです。

認定の条件は、以下のとおりです。

【船員労働災害防止優良事業者（一般型１級）】

認定申請日現在で船員労働災害防止優良事業者（一般型２級）の認定を受けていること。
認定申請日以前５年以内において、船員法及び船員災害防止活動の促進に関する法律に定める規定についての違反がないこと。
認定申請日以前５年以内に発生した災害又は疾病のために引き続き３日以上休業した船員数が別添「船舶所有者規模別災害疾病発生人数基準表」に定める基準以下であり、かつ、死亡し又は行方不明となった者がいないこと。

【船員労働災害防止優良事業者（一般型２級）】

認定申請日以前３年以内において、船員法及び船員災害防止活動の促進に関する法律に定める規定についての違反がないこと。
認定申請日以前３年以内に発生した災害又は疾病のために引き続き３日以上休業した船員数が「船舶所有者規模別災害疾病発生人数基準表」に定める基準以下であり、かつ、死亡し又は行方不明となった者がいないこと。

船員が就職先を選択する際に目安にもなりますので、船員の雇用主の方（条件を満たしている事業者）は、是非、申請して下さい。

背景

船員の労働災害は、昭和43年を初年度とする船員災害防止基本計画の実施以降、大幅に減少してきた。一方で、災害発生率の減少度合いは、近年、緩慢化している。さらに依然として災害発生率は、陸上労働者の全産業平均と比較して高い状況にある。

制度の概要

平成18年7月21日、国土交通省は、船舶所有者など関係者による船員の労働災害防止に向けた自主的な取り組みの促進を図るために、個々の船舶所有者の自主的努力を評価し認定する「船員労働災害防止優良事業者（一般型）認定制度」を創設した。また、船員労働災害防止に向けた取り組みの促進のため、認定の有効期限が満了となる認定事業者を対象とした「更新制度」も導入した。