症状
主機の冷却水温度がいつもより10℃ほど低かった。
原因
温調弁を調べると、冷たい方の冷却水を減らす方向で温調弁が停止していなければならないにも関わらず、温調弁が開閉を繰り返していた。
コントローラーの温度表示を見ると、温度が高くなったり低くなったりしていた(下に掲載した写真の上の温度表示)。
そこで、温度センサーを確認すると、温度センサーの端子の一つが緩いんでいた。
直ぐにドライバーで締め直したが、締まらず。
よくよく確認してみるとネジが若干長く、締めきっても隙間が空いていた。
ちょうどいいネジがなかったため、隙間を埋めるためのスペーサーを作成。
締め直したところ、温度調節器は、正常な作動状態となった。
コメント
冷却水が低いままだと過給機等で低温腐食を起こす恐れがあります。
原因が分からない場合には、とりあえず温調弁を手動で操作し、冷却清水を適正な温度に保つようにして下さい。
文責:事務局担当理事 畑本