船員教育機関における平成27年度卒業生の海上産業への就職率

平成28年6月3日、国土交通省 海事局 海技・振興課 船員教育室は、『海上技術学校及び海上技術短期大学校の海上就職率は前年度と同水準の９割超～船員は我が国の国民生活・経済を支える安定的な海上輸送を担っています～』を発表しました。

概要は、船員教育機関における平成27年度卒業生（修了者含む）の海上産業への就職率（※1）が、商船系大学82.1% 、商船系高専73.9% 、海技大学校100% 、海上技術学校及び海上技術短期大学校（※2）97.8%（暫定値）であったというものです。

• ※1. 就職希望者のうち、海上産業へ就職した者の割合
• ※2. 海上技術学校及び海上技術短期大学校については、最終集計を乗船実習科終了後の本年10月に実施するため、数値は本年4月現在の暫定値となっている。

内航海運への就職状況としては、表1のとおりでした。

表1 平成27年度 海事系学校の卒業者数と就職者数

内航海運からの1,025人の求人に対し、海事系の学校から合計333人の新卒者が就職しました。

なお、調査対象は、以下のとおりです。

1. 商船系大学（平成26年度下記学科卒業者のうち、平成27年度乗船実習科修了者）
   ・東京海洋大学海洋工学部海事システム工学科（航海科）若しくは海洋電子機械工学科（機関科）
   ・神戸大学海事科学部海事技術マネジメント学科（航海分野・機関分野）、海洋ロジスティクス科学科若しくはマリンエンジニアリング学科
2. 商船系高等専門学校（富山、鳥羽、広島、大島、弓削）商船学科（平成27年度卒業者）
3. 海上技術学校（本科）及び海上技術短期大学校（専修科）（平成27年度卒業者）
   海上技術学校（乗船実習科）（平成28年9月修了予定者）
4. 海技大学校海上技術コース（航海専攻・機関専攻を除く）（平成27年度卒業者）

詳しくは、別紙１をご参照ください。

参照

国土交通省巨海事局海技・振興課船員教育室，『海上技術学校及び海上技術短期大学校の海上就職率は前年度と同水準の９割超～船員は我が国の国民生活・経済を支える安定的な海上輸送を担っています～』，（オンライン），http://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji10_hh_000068.html，参照日：平成28年6月5日