内航海運基礎講座001「内航海運」

内航海運基礎講座001「内航海運」

内航海運

海運とは、「船舶による人または物の経済的業務としての海上での運送」である。海運は、その航路から内航海運と外航海運に大別される。内航海運は、運送を行う港が共に国内にある場合をいい、外航海運は、運送を行う港の片方または両方が国外にある場合をいう[1]

今回、この講座が対象とする内航海運は、内航海運業法 第2条 第1項に基づく、内航運送(貨物輸送)であり、人の運送は、含んでいない。以下、この講座における内航海運とは、国内海上貨物輸送を示す。

(定義)
第二条  この法律において「内航運送」とは、次に掲げる船舶(はしけを含む。以下同じ。)以外の船舶による海上における物品の運送であつて、船積港及び陸揚港のいずれもが本邦内にあるものをいう

一  ろかいのみをもつて運転し、又は主としてろかいをもつて運転する舟
二  漁船法 (昭和二十五年法律第百七十八号)第二条第一項 の漁船

参考文献

[1] 澤喜四郎(編著):「海運および海運業の概念規定と海運経営形態」,『海運論入門』,八千代出版,pp.1-19,1985

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